人身事故 保険
- 物損事故
物損事故には自賠責保険の適用がありませんので、任意保険がカバーすることになります。 ■物損事故の財産的損害・修理費車が修理可能な場合は、「一部損」ともいわれますが、修理費相当額が賠償されます。もっとも、修理費が車両の時価および買替費用の合計額以上の場合は「経済的全損」として全損と同様に扱われます。 ・評価損評価損...
- 人身事故
●人身事故人身事故とは、交通事故において物的損害にとどまらず人身損害が生じた場合をいいます。 ■人身事故の財産的損害・積極損害人身事故の積極損害として賠償されるものとしては診察料・入院料などの「治療費」、入院中や通院の際の付添看護に要した「付添看護費」、入通院のための「交通費」などが例として挙げられます。そのほか...
- 休業損害
慰謝料は、人身事故と死亡事故においてのみ請求することが認められており、物損事故においては請求することが認められていないことに注意が必要です。 財産的損害についての損害賠償とは、経済的な損失について請求できるものをさしています。財産的損害についての損害賠償は、さらに、積極損害についての損害賠償と消極損害についての損...
- 自賠責保険と任意保険
●自賠責保険と任意保険自動車事故に備える保険は、必ず加入しなければならない自賠責保険と個人が任意的に加入する任意保険に分けられます。 ■自賠責保険自賠責保険は正式には「自動車損害賠償責任保険」といいます。自賠責保険は車両1台ごとに加入義務があり、加入せずに自動車を運転すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金が...
- 過失割合
自賠責保険においては、被害者保護の観点から、被害者に重過失がある場合にのみ過失相殺が適用され、減額も裁判におけるものより制限されています。具体的には、被害者に7割以上の過失が認められる場合に過失相殺されます。7割の過失の例としては、歩行者であれば赤信号で横断した場合、車であれば進路変更で後続直進車と衝突した場合な...
- 事前認定と被害者請求
自賠責保険を請求する手続は「加害者請求」と「被害者請求」に分けられます。加害者請求は加害者が被害者に賠償金を支払った後に保険会社に請求する方法であり、被害者請求は「直接請求」とも呼ばれ、被害者が自賠責保険に対して直接賠償金の支払いを求める方法になります。 ■事前認定と一括払い制度一括払い制度とは、任意保険会社が被...
- 後遺障害の等級申請
等級認定は、「損害保険料率算出機構」が主体となり、下部組織である各地の調査事務所が行います。申請の際に必要な書類として、医師の作成する診断書が必要になります。等級認定はこの診断書のみを資料として行われますので、診断書に書かれる内容が非常に重要になります。 鹿児島県鹿屋市にある藤尾法律事務所は、鹿児島県...
- 交通事故のトラブルを弁護士に依頼するメリット
また、加害者側の任意保険会社との示談交渉では、「任意保険基準」といって、裁判で認められる額よりも低い基準で交渉を行うことになっています。 交通事故のトラブルを弁護士に依頼することで、得られるメリットは、専門家が介入することでこれらの損を防ぐことができる点にあります。上記の後遺障害の例では、医師に適切な等級認定を受...
- 自己破産
生命保険の返戻金や退職金の見込額も清算対象となる可能性があります。 自己破産をした場合、一部の職業や資格で制限があります。破産手続の開始決定から破産手続が終わるまでの間だけではありますが、警備員などの一部の職業に就業されている方にとっては大きなデメリットとなります。 自己破産手続は、自身が抱える借金を実質的になく...