事前認定と被害者請求
●事前認定と被害者請求
■被害者請求とは
自賠責保険を請求する手続は「加害者請求」と「被害者請求」に分けられます。加害者請求は加害者が被害者に賠償金を支払った後に保険会社に請求する方法であり、被害者請求は「直接請求」とも呼ばれ、被害者が自賠責保険に対して直接賠償金の支払いを求める方法になります。
■事前認定と一括払い制度
一括払い制度とは、任意保険会社が被害者に対して、自賠責保険から支払われる保険金分も含めて支払いを行う制度です。任意保険会社が自賠責保険金を回収するために行われる手続が「事前認定」です。事前認定として、任意保険会社は自賠責損害調査事務所に対し、「被保険者の賠償責任の有無」・「被害者の重過失減額の有無」・「後遺障害の有無と等級」について調査を依頼します。
■事前認定と被害者請求の違い
事前認定と被害者請求の違いは、後遺障害等級認定の申請を誰が行うのか、という点です。事前認定であれば任意保険会社が行いますが、被害者請求であれば、被害者が自ら行うことになります。
鹿児島県鹿屋市にある藤尾法律事務所は、鹿児島県鹿屋市・志布志市・垂水市・曾於市・霧島市・肝付町・大崎町・東串良町・錦江町・南大隅町、宮崎県都城市を中心に、離婚・相続・交通事故・借金問題などさまざまな法律問題に対応しております。「被害者請求の手続きとは」、「事前認定のメリットとは」など、交通事故に関するさまざまなご相談を承っておりますので、交通事故問題でお困りの際はお気軽に当事務所までご連絡ください。