0994-42-7830
対応時間
月~金 9:00~18:00 土 10:00~16:00
定休日
日・祝日

休業損害/藤尾法律事務所

鹿屋市・曽於市で法律相談をするなら|藤尾法律事務所 > 交通事故 > 休業損害

休業損害

「交通事故によって怪我をしてしまい、入院を余儀なくされてしまった。仕事を休まざるをえないが、この分の損害は請求することができるのだろうか。」
「営業所を兼ねている自宅において、乗用車で物損事故を起こされてしまった。復旧するまで営業できないが、損失を補填してもらうことは可能だろうか。」
交通事故の被害に遭われた方のなかには、休業損害について、このようなお悩みの方は少なくありません。
このページでは、交通事故にまつわる数多くのキーワードのなかでも、休業損害についてスポットライトをあてて、くわしくご説明してまいりたいと思います。

 

■交通事故における損害賠償
休業損害について考えるにあたって、まずは交通事故における損害賠償の全体像について、ご説明いたします。
交通事故における損害賠償については、まず財産的損害についての損害賠償と、精神的な損害についての損害賠償の2つに大別することができます。

 

精神的な損害についての損害賠償とは、いわゆる慰謝料のことをさしており、交通事故により負った心の傷を慰めるために支払ってもらえるお金のことをさしています。
慰謝料は、人身事故死亡事故においてのみ請求することが認められており、物損事故においては請求することが認められていないことに注意が必要です。

 

財産的損害についての損害賠償とは、経済的な損失について請求できるものをさしています。
財産的損害についての損害賠償は、さらに、積極損害についての損害賠償と消極損害についての損害賠償に分けることができます。
積極損害についての損害賠償とは、交通事故の被害に遭うことで支出することを余儀なくされてしまった費用についての損害賠償をさし、入院費や通院費などの治療費や、交通費などが該当します。
消極損害についての損害賠償とは、交通事故の被害に遭うことがなければ得ることができたと考えられる収入などの利益についての損害賠償をさしています。
休業損害は、この消極的損害についての損害賠償に含まれています。

 

■休業損害とは
休業損害とは、交通事故の被害に遭うことで休業を余儀なくされ、減少した収入額について、損害として考えたものをさします。
休業損害の算定方法には、自賠責保険による算定方法(自賠責基準)と、裁判所や弁護士が利用している算定方法(弁護士基準)の2通りの方法があります。
自賠責基準では、原則として1日あたり5,700円として休業損害を計算しますが、実際の収入額に応じて、一日あたりの損害額は19,000円を上限として変更になります。
一方、弁護士基準では、事故前の直近3ヶ月の給与などから計算した基礎収入を一日あたりの損害額として計算します。
休業損害を請求できるのは会社員の方に限られると思われるかもしれませんが、専業主婦(主夫)の方や学生の方も請求することが認められています。

 

鹿児島県鹿屋市にある藤尾法律事務所は、鹿児島県鹿屋市・志布志市・垂水市・曾於市・霧島市・肝付町・大崎町・東串良町・錦江町・南大隅町、宮崎県都城市を中心に、離婚・相続・交通事故・借金問題などさまざまな法律問題に対応しております。
交通事故にまつわるお悩みなどでお困りの方は、一人で抱え込む前に、まずは鹿児島県鹿屋市にある藤尾法律事務所までお気軽にご相談ください。

当事務所が提供する基礎知識

  • 不動産相続に必要な書類

    遺産分割協議が合意に至り、遺産分割協議書を作成した後は、各自が相続する相続財産の名義を変更する必要があります。不動産の場...

  • 示談交渉のポイント

    ●示談交渉のポイント■示談とは交通事故が発生した場合、当事者同士で話し合い解決を図ることを示談といいます。示談は契約の一...

  • 不貞行為

    婚姻中の男女の不倫、通称「不貞行為」は、DVなどと同様、離婚に至る主な原因の1つだと言えます。 不貞行為は、法...

  • 個人再生と自己破産の違い

    債務整理には複数の方法が存在します。 その中でも、裁判所を介して行う手続きになるのが、個人再生と自己破産の2つ...

  • 不倫の手切れ金

    不倫関係を解消する場合、不倫相手に手切れ金を要求されることがあります。不倫は公序良俗に反するため、関係が解消される際に、...

  • 相続でよくある寄与分に関...

    相続の際、「寄与分」が原因でトラブルになることは少なくありません。他の相続人との認識の違いや証拠不足により、寄与分の主張...

  • 所在等不明共有者の不動産...

    不動産を複数人で相続したり、共同購入したりした場合、不動産は共有状態にあります。このような場合において、不動産の管理行為...

  • 相続人調査

    故人の遺言書がある場合は、基本的にその遺言書の内容通りに相続を進めていくこととなります。遺言書がない場合は、遺産分割協議...

  • 交通事故の過失相殺とは?...

    交通事故に遭った際、加害者だけでなく被害者にも過失が認められることがあります。この「過失相殺」によって、賠償金が減額され...

  • 別居中に不倫された場合、...

    ■不倫されれば原則的には慰謝料が発生する夫婦には、配偶者以外の人と性的関係を結ばない義務(貞操義務)があります。そして、...

よく検索されるキーワード

ページトップへ