0994-42-7830
対応時間
月~金 9:00~18:00 土 10:00~16:00
定休日
日・祝日

遺産争いなどの相続トラブル回避のために事前にできることとは/藤尾法律事務所

鹿屋市・曽於市で法律相談をするなら|藤尾法律事務所 > 相続 > 遺産争いなどの相続トラブル回避のために事前にできることとは

遺産争いなどの相続トラブル回避のために事前にできることとは

■資産をリストアップする
相続が開始した時に、どのような相続財産があるかがわからないと、その後の手続きが滞る原因となってしまいます。

 

このような事態を防ぐ方法として、財産目録を作成して資産をリストアップしておくことが考えられます。財産目録には、所有している不動産や自動車、銀行口座、証券口座等を具体的に記載しましょう。また、相続では借金等のマイナスの財産も承継されることとなるため、住宅ローン等の未払いの債務がある場合には、これについても記載しておきましょう。

 

■遺言書を作成する
遺言書のない相続の場合には、相続財産は共同相続人全員による共有状態となります。そして、共同相続人は、どの不動産を誰が相続するかを話し合い、遺産の分配を行います。この遺産分割協議では、各自の利害が対立することが多く、相続トラブルにつながることも少なくありません。

 

遺産分割協議をめぐる紛争を防止する方法として最も有効なのは、遺言書を作成して遺産分割の方法を指定してしまうことです。誰に何を相続させるかを遺言書に記載しておけば、これにしたがって相続が行われることとなるため、遺産分割協議は不要となります。

 

ただし、相続人には遺留分と呼ばれる最低限の取り分があり、これを下回る相続人は、他の相続人に対して金銭賠償を請求できます(遺留分侵害額請求権)。そのため、遺言書を作成する際には、各相続人の遺留分を侵害しないよう注意する必要があります。

 

■可能な範囲で家族に意思を伝える
遺言書で遺産分割方法を指定するだけでは、なぜその財産をその人に相続させるのか、なぜその人の取り分が他の人より小さいのかといった意図が伝わらないことがあります。

 

これについての対策としては、生前から可能な範囲でご自身の意思を伝えておくことや、遺言書の中にその意図を記載しておくことが考えられます。

当事務所が提供する基礎知識

  • 相続法改正で変わった点や...

    今回の相続法改正で変わったポイントは、大きく分けて4つです。以下、簡単にではありますが、概説していきます。 ①...

  • 離婚後の名字と戸籍

    離婚によって名字を改められた方や、お子様をお持ちの方にとって、非常に重要となるのが「名字と戸籍」をめぐる問題です。以下に...

  • 離婚の種類と手続き

    離婚を成立させる方法には、4つの種類が存在しており、手続きもそれぞれ異なります。 1つ目の離婚方法は、「協議離...

  • 会社・法人破産の手続き

    会社の事業の見通しが立たなくなれば、破産手続を実行することになります。 破産手続は、破産法という法律によって定...

  • 交通事故の過失相殺とは?...

    交通事故に遭った際、加害者だけでなく被害者にも過失が認められることがあります。この「過失相殺」によって、賠償金が減額され...

  • 死亡事故

    ●死亡事故2018年の全国における交通事故の死者数は3532人と、減少傾向にありますが、依然多い状況が続いています。また...

  • 相続人と連絡が取れない…...

     親族の方が亡くなり、相続が起きた場合、複数の親族が相続人となるケースは少なくありません。 こうした場合、一部の相続人と...

  • 不動産登記制度の見直し(...

    令和4年1月28日、「民法等の一部を改正する法律」が制定されたことにより、相続登記の義務化が明文化されることとなりました...

  • 個人再生と自己破産の違い

    債務整理には複数の方法が存在します。 その中でも、裁判所を介して行う手続きになるのが、個人再生と自己破産の2つ...

  • 損害賠償

    ●損害賠償交通事故で被害者が加害者に損害賠償を請求する際にまず知っておくべきことは、損害賠償の対象となる損害の項目です。...

よく検索されるキーワード

ページトップへ